開業するときに気を付けること

固定客の獲得

固定客をもっとも大切にしなくてはいけません。ネイルというのはヘアサロンと比べても利用頻度が高いサロンです。美容院は3ヶ月に一回しかいかないというお客さまも、ネイルは3週間もすればジェルネイルのお直しや取り外しにやってきます。クーポンだけで安いお店をまわるお客さんが多いですが、それだと一見様に薄利の施術をするだけであまりお店にとってもよくありません。一見様を大切にし、コミュニケーションをしっかりとり、次回の取り外しと次のネイルを受けたいなと思ってもらうことが大事です。

ポイントカードなども効果は多少ありますが、どのお店もすでに導入していて、お客さんはカードが溜まりすぎて困っていると思いませんか?埋もれてしまう一枚をお渡しするのではなく、印象に残るような接客をいかに作れるかにかかっています。

ネイルサロンもヘアソロンも一人のお客さんにつきっきりで一時間近くは接するサービスです。爪も髪の毛も、大切な部分を安心して任せているお客さんは普段以上に会話の壁は薄れています。このチャンスにうまく会話をつくりましょう。

ネイリスト

施術をするネイリストさんがサロンにとって最も大切な存在です。ネイリストという名前は、施術を提供するたげのイメージですが、施術テクニックだけではなく、もっと求められているのは接客テクニックです。施術時間の1時間から2時間、手をお借りし続けるのですから、ヘアサロンのように雑誌を読んだり携帯電話に目をやることもありません。一対一で接客をするからこそ、相手のお客さんに気に入ってもらい、次の来店に結ぶことが出来るのはネイリストだけなのです。

キャンペーンでいつも新鮮に

開業後もネイリストさんのちからだけでの成長に頼らず、リピーターに飽きられないキャンペーンを積極的に展開して行きましょう。ネイルは特に季節が関係しやすいものです。結婚式のパーティーが増える季節、海に行く季節、年末年始など人と会う機会が増えると女性はネイルをする機会も増えます。そのタイミングにしっかりとキャンペーンを張ることにより、休眠顧客の掘り起こしもできますし、新規も当然増えることでしょう。

分野ごとの専門家を育てる

ネイリストさんの成長は一人のエースを作ることではなく、それぞれの分野で得意なものを育て、総合力としてサロンの強みになれるようにするといいでしょう。施術は当然、誰もが一定ライン以上は技量がなくてはいけませんが、たとえばジェルアートが得意な人、爪のケアが得意な人などを育てれば、他のネイリストさんへの指導役にもなれ、新人にはあこがれの先輩として位置づけることが出来きて、総合的なポテンシャル向上に効果が期待出来ます。